カスタム検索

榛襾の脱出ゲーム様制作の脱出ゲーム一覧

残されたもの
--
OPEN
ゲームタイトル:
残されたもの
制作サイト様:
榛襾の脱出ゲーム
「なぁ、御手洗、頼みがあるんだけど、聞いてくれるかい?」
私は、ソファで新聞を広げて読みふけっている御手洗の向かいに腰を下ろすと、おずおずとその顔を覗き込むようにして御手洗に話しかけた。すると目だけをこちらに向けて、御手洗が気味悪そうに眉をしかめた。
「何だい、気持ち悪いな。改まってどうしたんだい?」
「実はさ、僕がお世話になっていた人が先日亡くなったんだけど、その人が生前、実のひとり娘である由佳さんに手紙を残していたようで、それが昨日見つかったらしいんだ。そこには『私の病気は治らない可能性が高いようだ。だからもしもの時に備えてこの手紙を残しておくよ。私がお前を残して逝ってしまう様なことになったなら、私の部屋に用意した謎を解いてごらん。お前に残すそれはきっとこれからのお前の役に立つだろう。こんな物しか残してやれない父を許して欲しい』とだけ書かれていたらしい。そして、彼女は手紙に従って父親の部屋の謎に挑戦したんだけど、その何かを見付けることは出来なかったそうなんだ。そこで、僕に探してもらえないかと依頼してきたんだ」
私がそこまで言い、伺うように御手洗を見ると、御手洗はつまらなそうに小さく息を吐いて私を見た。
「ふぅん、君にね?良いんじゃないか?やってみたまえよ」
御手洗はそう言うと、もう用は無いねと言わんばかりに再び新聞に視線を戻し、文字を追い始める。
「いや、そうじゃなくて・・・あ、そうなんだけど、それを探すのを君にも手伝って欲しいんだ」
さっさと自分の世界に戻ろうとする御手洗を慌てて呼び止めるように私がそう言うと、御手洗は少しの間の後、先程とは比べ物にならない程の迷惑顔を私に向けた。
「僕も?それはまた何故だい。頼まれたのは君なんだろう?」
「それはそうなんだけど、ほら、一人では大変かも知れないし」
「何を情けない事を言っているんだい」
「どうも聞くところによると、変わった仕掛けが施してあるらしくて、ただ探すだけでは見つからないようなんだよ。僕としてもお世話になった故人には恩を返したいし、御手洗頼むよ、助けてくれないか?」
私は言うと、大げさにテーブルに手を付いて頭を下げた。
そんな様子に御手洗は心底呆れたような顔で私を見下し、暫くして深く大きなため息をついた。
「止めたまえよ石岡君。これは君がそこまでする事なのかい?僕には到底そうは思えないけどね?」
しかし御手洗の問いに、私は無言で頭を下げ続ける事で答える。
「やれやれ・・・・・・君を頑固だね。分かったよ」
「手伝ってくれるんだね!?」
パッと顔を上げると、疲れた顔の御手洗と目が合った。新聞を読む気はもう無くなってしまったらしく、畳んで横に置いてある。
「あぁ、仕方が無い。こうなった時の君は本当にしつこいからね。いつまでも付き纏われるくらいならさっさと終わらせた方が余程有意義だよ」
「ありがとう御手洗!!君には感謝してもしきれないよ!!精一杯の感謝を込めて言う私に、御手洗は呆れた視線を向ける。
「いつもこの手で上手くいくと思ったら大間違いだぜ」
「分かってるよ」
「どうだか。さて、そうと決まればさっさと行くぜ。今から行っても構わないんだろう?」
御手洗は言うと立ち上がり、未だにテーブルに両手を付いたままの私を見下した。
「あぁ、うん。いつでもいいって。連絡を入れておくからちょっと待っててくれよ」
私は言うと急いで立ち上がり、電話の元に走った。
それから1時間後、私たちは依頼主、東條由佳さんの家に到着した。御手洗と私は一部屋ずつを担当することにし、彼女に残されたものを探し始めた。
謎の部屋
--
OPEN
ゲームタイトル:
謎の部屋
制作サイト様:
榛襾の脱出ゲーム
僕はぶらぶらと散歩をしていた。
すると突然見知らぬ男がぶつかってきた。
その時僕は持っていた鍵を落してしまい、男に鍵を奪われてしまった。
走って逃げる男を僕は追いかけた。
その男はある家に逃げ込んだので、僕も後から入った。
しかし、そこに男の姿は無かった。おまけに閉じ込められたようだ。
・・・・・・
ふと足下を見ると、1枚の紙が。
「お前の鍵はこの部屋のどこかにあるぞ。それを見つけ、脱出するがよい。」
どうやら鍵を見付け、ここから脱出するしか無いようだ。
君と脱出
--
OPEN
ゲームタイトル:
君と脱出
制作サイト様:
榛襾の脱出ゲーム
最近の御手洗はインターネットで公開されている脱出ゲームというものに夢中だ。アイテムを集め、知恵を絞って閉じ込められた空間から脱出するのだが、どのゲームもなかなかに工夫が凝らしてあり、私などでは到底クリア出来そうに思えない。
しかしそこは御手洗。流石なもので、行き詰る事もなく、サラリと脱出してみせる。
「すぐにクリアしてしまうのに、面白いのかい?」
私は御手洗の後からパソコンの画面を覗き込みながらそう聞いてみた。すると御手洗はくるりと振り向き、
「すぐにクリア出来るかどうかは問題では無いんだよ、石岡君。どのような仕掛けがあり、どのようにして脱出するのか。その仕組みが大切であり面白いのであって、簡単かどうかは僕にはあまり関係無いんだよ。意外な仕掛けに出会った時なんてワクワクするね!」
と、満面の笑顔を私に向けた。
「へぇ、そういうものなんだ。なら、これなんか楽しめるんじゃないかな」
私はそう言うと、今朝の新聞に折り込まれていた1枚の広告を御手洗に手渡した。それは先日出来たばかりのアトラクションで、『今流行の脱出ゲームを体験してみよう!」と書かれている。その言葉の通り、パソコンのゲームではなく、実際に自分がアトラクション内に閉じ込められ、そこから脱出しなくてはならないものらしい。
私にとっては永遠に出られなくなりそうで恐怖以外の何ものでもないが、御手洗なら難なく出てこられるだろう。
御手洗はしばらくその広告に目を向けていたが、いきなり立ち上がると私の腕を掴んだ。
「面白そうじゃ無いか!早速行こう、石岡君!」
「えぇ!?僕も!?僕はいいよ。君一人で行っておいでよ」
「何を言ってるんだい、君も一緒だよ。ほら、ここをよく見てご覧、『2人1組でお越し下さい』って書いてあるじゃないか」
「本当だ・・・。でも僕にはとても無理だよ」
「やってもみないちから何を弱気な事を言ってるんだい。君はもっと自信を持つべきだね。ほら、行くぜ」
御手洗はそう言うが早いか、私の腕をぐいぐいと引いて玄関に向かう。私は何とか断れないものかと考えを巡らせたものの、何も思い浮かばないままに、ついにはアトラクションの入り口にまで来てしまった。
あぁ、なんという事だろう。まさか私まで来ることになるとは思わなかった。こんな事なら広告なんて見せなければ良かったと後悔したところで、後の祭りではあるのだが。
薄々予感はしていたが、やはり御手洗と同じ部屋に入る訳ではなく、私たちはそれぞれで謎を解かなければならないようだ。しかもお互い協力し合わなければ脱出出来ない仕組みらしく、入り口には『2人の絆が試される時』などと余計な一文が書き添えられている。
つまり、私が行き詰れば御手洗も出る事は叶わなくなるのである。お陰で私だけ早々にリタイアという訳にはいかなくなってしまった。こうなったらもう、せめて御手洗の足を引っ張らない様に精一杯頑張るしか無いのだろう。
自身は、あまり無い。それでもやるしか無いのなら、私に出来る精一杯の事をしようと思う。
山小屋
--
OPEN
ゲームタイトル:
山小屋
制作サイト様:
榛襾の脱出ゲーム
数日降り続いた雨の影響で、山道は酷くぬかるんでいた。何度も足を滑らせ、その度に手や膝を泥で汚さなければならず、潔癖症、とまではいかないが、汚される事を好まない私は、その現状に少々不愉快さを感じ始めていた。名残のようにパラパラと降る雨も、私のそういった気分に追い打ちをかける。
「石岡君、ここで少し休んでいこう」
御手洗の声に顔を上げると、山の斜面のすぐ脇に、小さな山小屋が建っているのが見えた。
私と御手洗は雨から逃れるようにその山小屋に駆け込み、ようやくホッと息をつく事ができた。
「随分小さな山小屋だね」
「あぁ、あまり利用する人はいないんだろうね。でも仮にも山小屋だ。何か食料くらいはある筈だぜ」
「そうだね。じゃあ何か無いか見てくるよ」
私は言うと、すぐ近くにあった、隣室へと続くと思われるドアを押し開き、入った。しかし残念な事に、一目で求める物はないと分かる程に、殆どの物の無い、がらんとした空間がそこにあった。
「駄目だ御手洗、ここには無いよ・・・・・・。!?」
私が元の部屋へ戻ろうとした時、突然凄まじい音が空気を揺らし、一瞬後には激しい振動が部屋を包んだ。
「何だ!?どうしたんだ!?」
私は慌てて御手洗の下へ行こうとしたが、どうしたことかドアが少し開いただけで、それ以上には開けられなくなってしまっている。
「御手洗!!大丈夫か!?今のは何なんだ!?」
「あぁ、石岡君、無事かい?まだ分からないよ。でも何かがこの小屋にぶつかった様に感じたよ」
御手洗は言うと、外へ向かって開く入り口のドアを慎重に開けようとした。しかし、ドアはビクともしない。
「どうなっているんだ?ん?この染み出てくる泥水は・・・。これはもしかしたら、このところの連日の雨だ、土砂崩れが起こったのかも知れないぜ。恐らくこのドアの向こう側が埋まってしまったんだ。これではここから出るのは不可能だな。この部屋には、隣に繋がるドアの他に出入り口は無い。石岡君、そっちはどうだい?」
「こっちはかなり高い位置に窓が一つあるだけだよ」
「そうか。分かった、何とかここから出る方法を考えよう」
キールーム
--
OPEN
ゲームタイトル:
キールーム
制作サイト様:
榛襾の脱出ゲーム
ある日、私達は、高槻商事の部長と名乗る人物から1つの依頼を受けた。その内容は『最近、社のドアノブが盗まれる事件が多発しており、非常に困っている。犯人を見付けてもらえないだろうか』というものだった。御手洗はあからさまに嫌な顔をしたが、他に別の依頼も入っていなかったので、私達は早速その会社に向かう事となった。
会社に着き、応接室に案内された私達は、すぐに来る筈の社長を、40分以上も待っていた。
初めこそゆったりと足を組んで座っていた御手洗だったが、次第にイライラとし始め、今では不愉快極まりないといった表情だ。それでも、もともと乗り気ではなかった御手洗にしては、長く持った方かも知れない。しかし、ついに限界が来たらしく、御手洗はスックと立ち上がった。
「人を呼びつけておいて、一体いつまで待たせる気だろうね!僕たちは暇ではないんだ。帰ろうぜ石岡君!」
「ちょっと、御手洗!」
私が止める間もなく、御手洗は踵を返すと、さっさと出口へ向かって行く。そして開け放たれたままになっていたドア脇を止まる事無く通り抜けた。
こうなるともう、この男を止める事は私にはできない。
私は慌てて上着や僅かな荷物を手元に引き寄せた。
と、その時、ドアの閉まる小さな音を耳にした。
御手洗が通る際にぶつかりでもしたのか、ドアが自然と閉まってしまったらしい。
私はその閉じたドアを見て思わずその場に立ち尽くしてしまった。何故ならドアノブが付いていなかったのだ。
ここにきてようやく、来客中にもかかわらずドアが開け放たれていた理由が分かった。
これでは室内側からは開けられない。
「待ってくれ御手洗!!ドアノブがないんだ!!中からは開けられない。そっちから開けてくれないか!!」
私の必死の声に気付いたのか、御手洗が外からガチャガチャと音をさせているが、鍵がかかってしまって開けられないようだ。
なんと、私はまたもや閉じ込められてしまったらしい・・・!!
★という訳で、今回は御手洗さんになって石岡君を救出してあげてください★
扉の向こう
--
OPEN
ゲームタイトル:
扉の向こう
制作サイト様:
榛襾の脱出ゲーム
とある事件の調査のためん、私と御手洗はある1軒の家に来ていた。主人の許可を得、室内のあらゆる物、あらゆる場所を調べている。基本的に私と御手洗は一緒に行動しているのだが、その時私は何かに呼ばれたような気がして、ひとり近くの部屋に入り込んだ。
「あ、ドアが・・・」
風でも吹いたのか、部屋のドアが閉じてしまった。
私はドアに向かうと、ノブを回して開けようとした。
「え?開かない!?」
見ると、ノブの近くにパスワードを入れる機械が付けられている。
何故室内側にこんなものがあるんだろう!?
私はドアを強く叩いて御手洗に知らせようとした。
しかし、もう近くにはいないのか、ドアが開く気配はない。
どうやら私は閉じ込められてしまったらしい・・・!!御手洗は私がここにいる事に気付いていないだろう。となれば助けは期待できない。
何としても自力でここから出なくては!!

スポンサードリンク

スポンサードリンク

制作サイト様別カテゴリ

サイトデータ

本日のアクセス数:
昨日のアクセス数:
累計のアクセス数:
脱出ゲーム紹介数:5024
制作サイト紹介数:497-13

スポンサードリンク

アクセスランキング

リンクリスト

ブログランキング

人気ブログランキングへ
にほんブログ村 ゲームブログ ブラウザゲームへ

検索キーワード

  • seo

プラグイン

あわせて読みたいブログパーツ

カスタム検索