Closed room

『起きなさい、兵士No.-001』
『まだよく目が見えないようですね。では私の話だけ聞きなさい』
『我々は古代遺跡の中に人工知能の働きを阻害する部屋を見つけました。我々が入ることができないためん、中に何があるのか気になります』
『そこでやむをえずニンゲンを起動しました。あなたがたニンゲンは争いを好み、我々が封印するまでこの世界を破壊し続けてきたので、一部のPC・・・私たちのことですが、パーソナライズ・コンピュータはあなたの起動に反対しましたが』
『しかし私は従順なる兵士であるあなたを信頼します。あの部屋に我々PCを脅かすものが無いか確認し、もしあれば破壊してきなさい』
『我々も調査をサポートしますが、部屋に入るとNo.-001の人工知能も停止する恐れがあります。その場合はこちらからの通信および命令ができません』
『その時はNo.-001の生体部品・・・脳だけで活動してもらうことになります。少し不安ですが・・・なんとかなるでしょう。くれぐれも貴方の頭に我々の分身たる人工知能が埋まっていることをお忘れなく』
『では、調査に向かいなさい、No.-001』