白雪姫の脱出

昔、ある国にそれはそれは美しいお姫様がいました。
肌は白く雪のようで「白雪姫」と呼ばれていました。
白雪姫の母親は亡くなっていて、お后は継母でした。
このお后、自分よりも美しいものが大嫌い。
どんどん美しく成長していく白雪姫に嫉妬し、とうとうある日家来に白雪姫を森で殺してくるよう命令しました。
家来は白雪姫を森へ連れて行きましたが、かわいそうで殺すことができませんでした。
白雪姫に事情を話し、森へ逃がしてやりました。白雪姫は、行くあてもなく森をさまよりとほうにくれていました。
すると・・・
森の奥に一軒の家をみつけました。
そこには7人の小人が住んでいました。
7人は白雪姫の話を聞いて、かわいそうに思い一緒に暮らすことにしました。
白雪姫と小人たちはすぐに仲良くなりました。
小人たちは、お后が魔術を使うのを知っていたので、きっと白雪姫が生きているのに気づくだろうと思いました。そして今度こそ息の根を止めにくるだろうと・・・
お后が来たら大変と、小人たちは白雪姫に家から出ないように言いました。
そして小人たちが出かけるときは家にカギをかけ、白雪姫を閉じ込めて行きました。
しかし白雪姫は家の中にいるのも飽き飽き。
小人たちが出かけたので今日こそは外に出ようと思っているのです・・・